発毛シャンプーで元気な髪を！

男性ホルモンの中にはテストステロンという物質があります。これは筋肉増強を始めとする、より男らしい体格や性質を形成するためのホルモンで、男性の体毛が女性よりも太く濃いのも、このホルモンに依るところなのです。テストステロンは、５αリダクターゼという酵素の働きにより、さらに男性らしさをパワーアップしようとジヒドロテストステロン（ＤＨＴ）に変換されるのですが、このジヒドロテストステロン、髭や体毛は濃くしようとするのに、なぜか前頭から頭頂にかけての毛髪の成長を抑制してしまうのです。発毛シャンプーを使うのも男性が多いといえます。
ピンク色の地肌は一見すると血色が良いようにも見えるのですが、実はそれが危険信号であることも少なくないようです。頭皮がピンク色の状態であまり歓迎されないということは、頭皮が赤っぽい色をしていたらそれはズバリ、芳しくない状態だということに他なりません。たとえ現時点ではまだ炎症とまではいかないにしても、肌が何某かのトラブルを抱えている現実は否定できないでしょう。毛母細胞のさらに母体ともいえる頭皮がトラブルを抱えている状態では、すこやかな毛母細胞の活動が望めないのも当然の理ではないのでしょうか。
もちろん頭皮に良いのだから、髪にも良いのは当然でしょう。ところで、スカルプパックに配合されているリビジュアって何でしょうか。発毛シャンプー剤が頭皮のためのものだとすれば、リンスやトリートメントは髪の毛のためのものです。ですから使用する際には地肌につけるのではなく、髪の毛、とくに毛先をメインと考えて塗布すると良いでしょう。
ですから皮膚の弱いかたや成分の合わないかたなどでは、皮膚へのダメージも否定できません。白髪が気になるからといって合わないのに我慢して使い続けていると、やはりそれは転じて抜け毛トラブルに繋がる可能性もあるのです。ご自分でカラーリングする際にも、そういったことを念頭に置いて、使用上の注意はちゃんと守ってください。これらを守らないと発毛シャンプーのお世話になる日も近いと思ってください。